ジャズヴォーカリストのための譜面販売

ジャズボーカル用の楽譜を販売しています。ジャズスタンダードに関する記事も書いています。

コード表記について

コードの表記の仕方は、本や書く人によってまちまちで、同じコードでも書き方が3,4種類(もっと?)あって、なかなかややこしいです。
人によって違うのは当たり前で、自分自身の場合でも、時代によって表記が変わっていたりして、そういうのを目の当たりにするとつい苦笑してしまいます。
ここで販売している譜面は一応そのへんは統一するように心がけてはいます。もう一つ表記で困るのがメジャーセブンスの扱いです。トニックや4度メジャーのコードはほとんどの市販の譜面の場合、メジャーセブンスとして表記していますが、これには何か根拠があるのか、昔から僕にとっては謎です。(メロディがルートの場合はさすがにメジャーセブンスは避けられていますが)
ここの譜面は原則としてメジャーセブンスとされていそうな箇所はコードのアルファベットのみの表記にしています。それはそれで慣れないと見にくい、という意見もあるかもしれませんが、一応、メジャー三和音以外のテンションノートは、各自の判断でつけてください、という意味をこめています。演奏現場では実際のところ、メジャーセブンスと書いてあっても6thでボイシングしたりとかいうことは日常茶飯事なのではないでしょうか。