このあいだ、たまに行く古書店「善行堂」さんで、
店主さんにすすめられて買ったのが、
去年惜しくも亡くなった和田誠さんのジャズのエッセイ
「いつか聴いた歌」。
ジャズのスタンダードに関するエッセイで、
歌詞の内容や、曲にまつわる裏話などが
軽妙なタッチで書かれていてとてもおもしろい。
そしてもちろん、和田さんのあの有名なイラストが随所に載っている。
随分前に書かれたもののようだけど、
そんなマニアックな裏事情、どっから情報が入ってくるんだろう、
と不思議なくらい。読んでてためになるかどうかはわからないが、
とにかく楽しめる内容だ。
あ、ためになる、というか役にはたつはず、
ジャズボーカリストにとっては。
ジャズボーカルでステージに立つ人で
MCが苦手な人、それなりにいると思うけど、
この本読むと、MCに使えそうなネタがたくさん書いてあって、
そういう人にはすごく役に立つような気がする。
アマゾンで調べてみるともう絶版になってるようで、
中古でやや割高の値がついてるけど。
という訳で、これを500円で買えたのはラッキーだったかもしれない。