ジャズヴォーカリストのための譜面販売

ジャズボーカル用の楽譜を販売しています。ジャズスタンダードに関する記事も書いています。

ヴォーカルキーのお話

譜面販売のサイトを立ち上げて気がついたことがいろいろあります。

その中でも「へー、なるほど、、」と思ったことの1つがキーのことです。

今までは漠然と、

女性キーと男性キーはだいたい4度か5度違う、とか

市販の譜面は基本的に男性キーで書かれている、とか、

女性キーは大体一番高い音をラかシに設定したあたり、とか

そんな程度の認識しかなかったのですが、

実際、いろんな女性ヴォーカリストの歌をyoutube等で聴きあさるうち、

とてもそんな単純なもんじゃないな、ということがわかりました。

曲によってはかなり似通ったキーで歌われることもあるけれど、

逆に、同じ曲でも人によってぜんぜんバラバラで、どれが標準くらいなのかさっぱりわからない、といったものもありました。

例えていうとThat's Allなんかがそうでした。

結局のところ、キーの設定というというのは

「どのキーで歌えるか」

の問題もありつつ、大事なのは

「どのキーで歌いたいか」

なんだろうな、ということです。

どの「キー」で歌いたいか、ということはつまり、

その歌い手の曲に対するイメージなんかとも関わってくると思います。

それが人によって違うので、キーの設定も変わってくる、

ということもあるかもしれませんね。

 

という訳で、少し触れたThat's Allの動画を一つ。

ビバリーケニーという方のバージョンです。

この歌を検索するうち初めて知りました。

どことなく影があってなんか好きです。

ちなみにキーはG♭、、、共演者は一瞬「えっ?」ってなるキーですね(笑)。

www.youtube.com