Detour Ahead。
ビルエバンスの演奏で有名な曲です。
もちろんボーカルでもいろんな方が歌っています。
この曲の歌詞は、恋を実際の道に例えているようですが、
なかなか意味がわかりにくく、いろいろ調べてみました。
タイトルDetour Aheadは本来の意味は「この先迂回路」の意味。
というか「迂回せよ」かな、、なんせ、そのまままっすぐは行けないよ、
という意味のようです。
恋の道を走っているんだけど、最初はなかなかスムーズで快適。
でもずっとそんなわけないでしょ、そのうち迂回せよ、の標識が待っている。
早めにUターンした方がいいよ。深入りは禁物。
つまり、恋の落とし穴に注意、みたいなことなのかな、、
自分で書いていてよくわかりませんが、たぶんそんなところではないかと、、
この曲知らない伴奏者が、
ボーカリストにいきなり譜面渡されて初見でやろうとすると、
最初の部分でちょっとびっくりするのではないでしょうか。
というのは、たぶん、いま一番普及しているスタンダードな譜面が
ビルエバンスがリハモしたちょっとえぐいバージョンのような気がするからです。
トニックのあと増4度セブン、7度セブンとかなりエッジの効いたコード、
しかもメロディのピッチはコードのテンションになっているので、
しっかり考えて弾かないとすごい不協和音を鳴らしてしまうはめに、、。
作曲者のハーブエリス(これまた意外ですが)自身の演奏を聴くと普通のダイアトニックのコードで弾いているのでまったく問題ないのですが。
これはある意味エバンスによるコードのdetourですね。
という訳でそのうちこの曲の楽譜もアップできたらいいな、とも思いますが、
どのコードを選ぶかは非常に悩ましいところです。
すなおなオリジナルのコードにして販売すると、
そのボーカリストが共演した方に、エバンスバージョンに直される可能性大。
そうなると、このサイトで販売してる楽譜って、間違いが多いのでは、
と思われてしまいそうなので、、