この間、たまたまyoutubeを見ていたら、なぜか関連動画でWe are the worldのメイキングビデオ(有名なやつですね)を見つけて、久しぶりに見たら、なぜか訳もなく泣けてきてしまいました。
確か私が高校1年か2年だったと思いますが、地理の先生が「今日の授業はこれを見る」といって、みんなにこのビデオを見せてくれたことがありました。それがなんだか妙に感動的で何十年たった今でもそのときの強い印象が残っていて、それをたまたまこの間偶然目にした、という訳なのでした。
細部は忘れていた箇所もあったけど、大筋では覚えていて、シンディローパーがアクセサリーをじゃらじゃらさせてダメ出しをくらったところなど、はっきりと覚えていました。出演ミュージシャンもだいたい覚えていましたが、把握してなかった人も何人かいました。ポールサイモンやアルジャロウが歌っていたのわかっていませんでした。
この歌はみなさんもよくご承知のとおり、超一流ミュージシャンが次々とバトンタッチしてアフリカへのチャリティソングを歌っていくわけですが、多少の繰り返しはあるとはいえ、一人、ほんの数秒程度の短い受け持ちパートだけで、見事にそれぞれの個性を発揮している、というのがほんと驚きです。ほんの一瞬だけで、聴いている人に「あ、その人だ」とわからせる、というのは、普通ではなかなか考えられないことです。
個性ってなんだろう、とあらためて考えさせられてしまいました。
という訳で、今回はジャズスタンダードとは関係のない話になってしまいましたが、
なんとなく覚書のように書いてしまいました。あ、ちなみにこのチャリティプロジェクトは何年か前に再度行われ、そのときは大御所のトニーベネットが参加してたと思います。