ヴァース。スタンダード曲の本編の前に添えられるパートのことで、ルバートで語りのように歌われることが多いです。
実際には多くのスタンダードについているのですが、省略されることも多いです。
でも、曲によっては、すごく魅力的なヴァースがついていたりして、ほぼ歌われることが定番化しているものもあります。
また、歌詞の内容にこだわるボーカリストは、この曲はヴァースを歌わないと本編=コーラスの歌詞の意味がちゃんと通じない、という理由で歌う場合もあるようです。
歌い出しのところでさりげなく語りのように始まると、何かが始まる予感、みたいなかんじで、演出としてもすごくいいですね。(聴きながら歌詞の意味がわかったらよりいいんですが)
このヴァース、初心者の方から歌い方のことでよく質問されます。
ヴァースというよりも、テンポルバートで歌う歌い方、といった方が正確かもしれませんが。ポイントはいくつかありますが、やはりまず最初にするべきなのは、歌詞のセンテンスの始まり、切れ目を把握する、ということではないでしょうか。
それがわからないと、語るように、といってもそもそも語りようがないし、また伴奏の人とも呼吸を合わせることもできないと思います。(その場合、伴奏の人もその仕組みをわかっていなければどのみち合いませんが)
他にもいくつかありそうですが、とりあえずはこのへんで。
数ある有名なヴァースの中でもSomeone to watch over meは歌われる率がかなり高い方のような気がします。私の経験上でも、この歌をヴァースなしで歌う方はほとんどいなかったんじゃないかな、、
ちなみに、この曲のヴァース付楽譜ももちろん販売しています。356円です!
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