以前、カウントの出し方、ということで記事を書きましたが、その続編です。
練習方法の一つとして、CDなどを聴きながら、それに合わせて手を動かして拍子をとる、というところまで書きました。
その手の動かし方を具体的に説明したいと思います。
まず、一拍ずつ、ワン、ツー、スリー、フォー、と数えていき、
それに合わせて手で円を書いていきますが、発声の瞬間、これが拍のアタマになるわけですが、動きを「シュッ」と加速させます。
大事な点は、円を書いている間がただの待ち時間にならないこと、動きが充実していることです。
これがなかなかイメージが難しいんですが、ムチを持って振り回す、というイメージがいいと思います。実際にムチを持ったことはないですが、おそらくあれはそれなりに重いもので、振り回すと遠心力で手が外側に引っ張られるかんじになるのではないか、と思います。それとあの「しなり」ですね。加速するときにそのしなった感じをイメージするとスイングする感じがつかみやすいのではないかと思います。
そういうふうに手を回しながら1拍1拍数える動作を実際にジャズの音源を流しながらそれに合わせてやってみてください。
慣れないうちは難しいかもしれませんが、こういう動作がスイングのイメージに近いので、慣れてくれば、むしろそういう動かし方じゃないとジャズの音楽にフィットしない、というふうになってくるはずです。